2023年2月文化部(予定)

映画

babylon-movie.jp

comp6film.com

美術館・博物館

www.mot-art-museum.jp

higuchiyuko-circus.jp

読書

 

 

 

2022振り返り・2023目標設定

こんな夜明けを見に行きたい


2022振り返り

サマリ

2022年1月から振り返ってみると、特に大きな変化がなく1年間がすぎてしまった、という印象。2021年は2020年末に引っ越しがあり、2021年4月から新しい部署での仕事が始まったり(兼務解除ってだけだけど)したので、ウキウキワクワク楽しいことや学ぶことが多かった。2022年は、部署の移動もなく、プライベートでも変化があったわけでもなく、気がついたら部屋の賃貸契約更新をしていた。久しぶりに海外出張に行くことができた、めちゃめちゃ本を読んだ、誰ともデートしなかった。以上。

あまり進化のない1年だったので、2023年は動く年にしたい。無事に後厄が終わって良かったです。

仕事

あまり忙しくなかった。4月に年度が変わった段階でマネジメント的なポジションになり、当初は後輩育成に意欲を感じていたけれど、夏くらいからやる気が減退。秋になると、「おお、こんなバカだったのか…」という絶望を感じつつも、頑張ってやりたいことを聞き出そうとした。が、ある後輩は内発的な動機を抱くまで至っておらず、やる気が空回ってる状態。もしくは、私からの指導は受け付けないという甘ったれちゃん、ということで、こちらのやる気もゼーローとなったところで、追い討ちをかけるようにリーダーの離脱宣言(+軽いハラスメント)で「よっし!おら離脱すっぞ!」という気持ちになった。いい職場でいい経験をたくさんさせてもらったけど、もう、いいかな。

一つ自分の成果として言えることは、海外チームの立ち上げと運用の仕組みづくりは

たいへんよくできました

と言えると思う。彼女らの未来に幸多からんことを…私も仕事辞めたら、近いうちに遊びに行こっと!

プライベート

何もなさすぎて草wwwwってくらい何もなかった。もちろん温泉旅行に2回行ったり、めちゃめちゃ本を読んだり、ミュージカル見に行ったり、美味しいものを食べたりしたけど、全てが「自分ひとり」に閉じてしまっていて、誰かを何かを共有したり、楽しいことを一緒に楽しんだりできなかったな…。こ、これが噂の友達がいなくなる問題…!今年はガンガン外に遊びにいく人生を送りたい。

 

2023目標設定

仕事

1. 2023年5月までに転職する

2. 2023年9月までに基本情報技術者を取る

3. いい時計を買う

プライベート

1. 月に1回異性とサシでご飯に行く

2. 2023年6月までに体重を8キロ落とす

3. 2023年9月までにパリに行く

チェックポイント

3の倍数の月(3、6、9、12月)

 

『川っぺりムコリッタ』

『かもめ食堂』『めがね』など、のんびりとした空気感と美味しい食事風景と人間の可笑しさを描く、荻上直子監督の最新作『川っぺりムコリッタ』をみてきた。

 

kawa-movie.jp

 

最近映画を全然チェックしてなかったから、最新作が公開されることを全く知らなかったんだけど、たまたま「なんか映画やってないかな〜ん」と映画館のウェブサイトを見たら、ちょうど公開日でびっくり。早速見てきた。

今回のテーマは、生きているということと死んでいるということ、小さな幸せを積み上げていくこと、家族じゃなくても小さな幸せや日常をシェアできること、かな。

松山ケンイチが演じる山田は、ほぼ無一文で塩辛工場で働いている。ある日、ムロツヨシ演じる島田が「風呂貸して」と訪ねてきて…という話。

見ている間中、ところどころ、恐ろしいな、と思った。どうしてだろう、いままでの「かもめ食堂」や「めがね」のように、心からのんびりできず、恐怖を感じた映画だった。きっと、登場人物たちが生と死の狭間で生きている人たちだから、じわじわと自分が死に引かれるような気がして怖かった。

山田は、父親の死を通じ、自分もろくでもなく死ぬのではないかと恐怖している。島田は、子供の死を乗り越えることができずにいる。墓石を子供と売り歩く溝口は「いのちの電話」に助けを求めている。溝口の息子は、いつか繋がると思って壊れた電話を見つめている。大家は癌で死んだ夫を愛し続けているし、夫の娘は宇宙人と交信しようとしている。みんな、死と隣り合わせ、むしろ、少しだけ死と重なり合う場所に生きて、少しおかしくなっている。でも、それって映画を見ている私たちもそうだよね?と語りかけられている。

いままでの作品よりも死が身近にあることを感じさせられる映画だった。さらに、平日の午前中という年配の方々が多い映画館で見たからか、面白いクスッと笑ってしまうところがあっても「それでも人は死ぬんでしょう?」と背後から囁かれているようで怖かった。きっといまの自分の心の状況によって見える景色が全然違うんだろう。

印象に残ったシーンは、島田が「俺も連れてってくれ」というシーン。ここではない、どこかへ、自分も連れていって欲しいと願う気持ちは、いつも私の隣にもいる。

それでも、塩辛工場の社長が言っていたことは、私を救ってくれる。「(日常を繰り返すことに)意味はある。でも、それは5年、10年続けた人にしか見えないんだ。」「手を動かせ!」と主人公に発破をかけるシーンは、私の背中を確実に教えてくれる。

明日も頑張るか。

『Oh William!』 by Elizabeth Strout

前にブログにも書いた、エリザベス・ストラウトのルーシーシリーズの新作が発売されていたことに、ある読書ブログをみて気がついた。久しぶりの洋書Readingだったので読み切れるか心配だったけれど、ちょうど英語の勉強を本気でやり直し始めたところだったので読んでみたところ、面白くて二日で読了した。

シリーズの第1作目となる『私の名前はルーシー・バートン』は、ルーシー本人と彼女の母親の話。2作目の『何があってもおかしくない/Anything is possible』は、ルーシーの家族やAmgashの地域の人々の話。そして今作の『Oh William!』は、ルーシーの最初の夫、ウィリアムとその母Catherineの話。

この話は最後のページに書かれていたように「私たちがいかに他人や自分自身のことすら知らないか」という話だ。と思う。

家族と一緒にいる時に感じる安心感、安定感、それは何に端を発するものなのか?その幻想が崩れた時に何が残るのか?

ウィリアムに”Authority”を感じて、それゆえに「彼がいるところが自分の家だ」と感じていたルーシー。そしてそのAuthorityは、自分にとって(大学生の時に出会った)彼がいろいろなことを教えてくれる人だったからであり、自分とは違う出自から来た「彼は世界を知っている」という盲目の信頼感からきている。そして、その母親、ルーシーのことを”She is from nothing.”と友人に紹介していた義理の母Catherineは、前の夫の元からウィリアムの父親と駆け落ちする際に、娘を置いていった。そして彼女は信じられない貧困家庭で育ったことが明らかになったら、それでもルーシーの信じていた、彼女の世界は今までのままだろうか?

いや、彼女の世界は大きく変わる。それでも、彼女はその世界で生きていく。

まだどのようにこの話を消化すればいいのか落とし込みきれていないが、面白かった。ルーシーが年齢を重ねても、自分について発見していく過程、他人に対する深い洞察、そして世界に対しての洞察に満ちた美しい文章は、いつまでも読んでいたいような、夢とうつつの間のような美しい文章だった。

 

近く、秋に新作が出るようなので、楽しみにしている。

coffeemeow.hatenablog.com

 

英語学習について考えていることをつらつらと書く

「M子さんっていま何で英語学習してます?」

最近職場のチーム内に英語があまり得意でない方々が増えてきて、「スピーキングのために何か勉強してますか?」「間違っているところがあったら指摘してください」などなど言われることが増えた。けれど、英語学習歴20年以上、TOEIC900点越え、英検1級の私が”今”やってる英語学習と同じことをしても確実に学習効率が悪い。悪い、のだけれど、「聞かれたこと以外を勝手にアドバイスする老害」「自分が英語ができるからっていい気になっているBBA」にならないために、いろいろ伝えたいことがあるのをグッと堪えて、自分が今使っているサービスや参考書を伝えている。(でも老害感は漏れ出てる自覚がある)

今日はそんないつもグッと堪えていた分を書き散らす。

 

1. 基礎がなければアウトプットしたって伸びないよ

大前提として、自分の頭の中に表現がはいってなければ、絶対にその表現をアウトプットすることはできない。つまり、インプットが十分でない状態でアウトプットだけしても伸びは頭打ちである。

私に英語のアドバイスを求めてくる人は、大抵外交的でコミュニケーションが得意だと言う自負がある人が多い。そういう人が仕事で英語を使うようになって”詰み”を感じるのは「言いたいことが言いたいスピードで言えない!」ということである。ReadingとWritingはDeepL翻訳:世界一高精度な翻訳ツール を使えば日本語で乗り切れるし、Listeningは自分が聞き取れる部分だけ聞き取ってなんとなくこんなこと言ってるんだろうな、ということで理解した気になっている。でもSpeakingは自分の頭の中にある立派な伝えたい内容(日本語)を英語に瞬時に変換することができず、口ごもってしまう自分に直面せざるを得ないので「言いたいことが言いたいスピードで言えない!」と自覚し、「こいつくらいのレベル感ならおれでも頑張れば手が届くのでは…」と思える英語力な人←にアドバイスを求めてくる。

だが、彼らはSpeakingはもちろん、実際のところReading も詰んでるし、Writingも詰んでるし、Listeningも詰んでいる。

「言いたいことが言えない!」と言う時に、ぶっちゃけその人々に足りていないのは、インプット量。インプットしてないのになんでアウトプットできるって思ったの????我、英語学習歴そなたらの2倍以上だし、英語学習にかけてるお金ボーナス数回吹っ飛ぶぞ?????

Speakingの基礎となる能力はインプットの量をこなすことでやっと身につく。

以下、私が考えるSpeakingの基礎となる3つの能力とその伸ばし方を述べる。

  • 語彙力
  • 英語表現の定型文
  • 言いたいことを英語で相手に伝わるように言い換える能力
語彙力

いわずもがな、「顧客の満足度」について話したいのに”Customer Satisfaction”がでてこなくて”You...Happy!”しか言えなかったら察しのいい人でも、話者が何を言いたいのか理解するのはかなり困難である。せめて自分がよく使う単語くらいは手元にメモで置いておけ。そしてできればきちんと辞書で意味と発音を覚えておいてくれ。何度も「Column=コラムン」を聞きづつけるのは同胞として辛い。日本語読みがすぎるだろ。

英語表現の定型文

バーバルコミュニケーションの上達の鍵となるのは、伝えたい表現をまるっと塊(チャンク)で覚えること。日本企業にいる外国人従業員が「それはちょっと難しいですね〜」というめちゃネイティブっぽい表現使うなあいつ、というあれだ。この表現、使える!という物を見つけたら、手書きでもデジタルでもいいのでとにかく書き留めて、使う。このサイクルを回さないと永遠に0から文章を組み立てようとしてしまうので、めっちゃ時間がかかる。ちなみに、この時コピーする英語表現はなるべくネイティブスピーカーや書籍などの英語教材からコピーしたほうがいい。さもないと、英語非ネイティブが頑張って作り出したおかしな表現を身につけてしまう。(最近私は、自分がよく使ってしまうオリジナルのおかしな表現を後輩が使い始めるのを聞き取って激しく焦りを感じ、英語力強化のためにNHKのラジオビジネス英語を聴き始め、目下英語表現勉強中です。)

例えば、質問されて回答したが、その回答で十分なのか不安な場合の「答えになってますか?」の丁寧表現=Does that answer your question? Does that make sense? Did I make myself clear? Is that what you referring to? など明日から使える表現をストックして手元に置き、なるべく使うようにするといつか気づいたら正しい英語が口から出てくるようになる。学んで、実践して、実践して、実践して、やっと身につくのが言語なのよ。

相手に伝わるように言い換える能力

定型文と少し似ているが非なるものとして、言い換え能力、というものがある。パラフレーズ/Paraphraseってやつだ。もっと簡単に言うと、伝わるようにどうにかこうにか頑張って別の表現を見つける力、と私は定義づけている。ビジネスをしている人の英語学習が難しいのは、日本でビジネスマンとして働いていると、日本語で使っている表現が高度になっていき、それをそのまま英語に置き換えようとしているからではないかと思う。言葉の抽象度が上がる、使っている単語が専門的になっていく、故に、「顧客満足度を上げるためには、顧客の要求を正しく把握した上で、その期待値を超えるサービスを提供する必要がある」と日本語で言えても、英語で言おうとすると「Customer...Happy...Understand Customer...and...Over ...Provide good service」となったりする。もう何が何だかわからない。

言い換え力は2段階に分かれており、まずは伝えたいことの要点を絞る。次に簡単な表現でそれを伝える。

前段の例でいくと、まず「顧客満足度をあげる必要がある。そのためには、まずは顧客と顧客の欲しいものを理解する。次に顧客の欲しい、を超えるサービスを提供する。」と、自分の伝えたいことを因数分解し、「I think we need to up customer's feeling. To do so, first, we need to understand the customer and what they want. Second, provide service that over their want.」と言えれば、文法的なミスや単語の誤りがあったとしても、ニュアンスで伝えたいことは伝わる。(あとは聞き手が優秀で察しがいいことを祈るのみだ)

 

2. 自分の得意だけで乗り切ろうとしたって詰むよ

さて、ここまででSpeakingの基礎となる語彙力、定型文、言い換え力を見てきたけれど、ビジネスをしていく上で、この能力だけでは十分ではない。なぜなら、相手が言っていることを正しく把握する能力が仕事で英語を使う上では必須だから。

「英語ができるようになりたい」というおじさんたちの英語能力の伸びに限界があるのは、自分の仕事は伝えることと思っていて、相手の伝えたいことを理解する<インプット側>の能力を鍛えることをサボっているからだな、と見ている。

相手の言っていることを「なんとなくわかった」つもりになっている人は本当に多い。(これは正直英語云々ではなく、日本語での仕事の傾向も大いにあると思う。)けれど、ビジネスで英語を使うとなると、「会議の日程を6日から8日に変えて」というレベルの英語が聞き取れるだけでは不十分で、「顧客が直面している課題は何で、どうやって解決しようとしているのか、その顧客の仮説は正しいのか。我々の仮説は何か?」と言うような、答えがない抽象度の高い問いに答えを出す必要がある。抽象度が高い言説は、日本語でも理解するのが難しく、その上文化や商習慣の違いで、全く新しい概念を学ぶ必要があることもある(それが異文化を知る、と言うことなので面白い部分ではある)。日本語で理解できていない概念を英語で理解するのは至難の業だ。リスニングになれること以上に、自分の中のボキャブラリーや概念の畑を耕して、豊かな土壌を作っておく必要がある。これを強化するためには、好奇心を持って異文化の新しい概念を学ぼうという気概とわからない単語・概念を、地道に辞書やBusiness NewsなどのArticleで学ぶ必要があると思っている。ここは私もまだ勉強中なので、何かいい案があったら教えてもらいたい。

3. 聞いてくれてるけど理解はされてないよ

最後に、英語がある程度喋ると思っている人が落ちがちな罠が「伝えられたつもりで、実は理解されてない」という罠。「Yes」と返事がある=伝わった!と思ってしまいがちだけれど、ビジネスマンって相手に対して明確に「お前の言ってることがわからん。もう一回言ってくれ」って言う人はほぼいないと思った方がいい。日本人もめっちゃやりがちな「(半分くらいしか言ってることがわからなかった…でも多分、顧客への対応を改善しようって話だろうな)Yes, OK. Let's discuss continuously.」とかなんとか言われて、顧客のクレームに対しての発生原因と改善案をまとめたレポートを求めたつもりが、何も提出されないまま月日が過ぎて、痺れを切らして「あれまだ?」と聞くと「そんなこと言われてない」と、言われて初めて行き違いが明確になる…と言うようなことが死ぬほど発生する。そして言った言わないの喧嘩になって、日本人と現地スタッフの間で溝が大きくなっていく。でも「お前の英語がわかりづらいからだぼけ」と言うほど現地スタッフも失礼ではないので、逆にお互いへの不信感が積み上がっていくという悪循環…つらみ〜〜〜〜〜

コツコツやれば絶対身につくから諦めるな

と、ここまで絶望的なことを色々書いたけれど、結局伝えたかったのは、英語学習には「これだけやれば英語が喋れるようになる」というような奇跡みたいなサービスもアプリも存在しない。

逆に言うと、地道に学びを積み上げられれば、誰にでも英語を話せるように、英語を使ってビジネスができるようになる可能性はある。

同じ時間を使うなら、効率的に自分の弱みを見極めて、英語力を伸ばせるといいよね、と思っているアラサーの呟きでした。

2022年8月のサマリ

3大トピック

・コロナになった

・韓国語とラジオビジネス英会話が習慣化

・仕事が落ち着いていた

 

8月の読書

・『プリズム』ソン・ウォンピョン著

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・Aromic Habits

https://youtu.be/gXyDChaiqJI

 

8月の美味しい

・I'm donutsのドーナツ

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8月の推しごと

・運転する推し、LA KConの奇跡のようなビジュアルの推し

・VMA投票のお手伝いした。楽しかった

 

8月に考えてたこと

・昇格試験に推薦されるっぽい。嬉しいけど、あんまり上に行きたくない、というかアメリカに行きたい。

・アメリカの気になる仕事の応募、まだ受付中だ。年収は下がりそうだけど、アメリカと日本を行き来することができるってのはかなり大きなアドバンテージ。

・ダイエットダイエットダイエットしないと流石に自分のこと嫌いになりそう