【Netflix】The Final Table が面白い

NETFLIXの森をさまよっていて、見つけたよ!面白いもの。

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各国を代表する2人組×12組のシェフが、お題(”タコス”、”パエリア”)に沿って、独自の料理を作り、競い合う。

ネットフリックスオリジナルシリーズで、会場、参加者、素材、どれをとってもめっちゃお金がかかっていることがわかる。(ただ、”和食”の審査員の中に綾部がいたのは笑った)

何が面白いかってね、<どこの分野でもトップって呼ばれる人は技術だけでなく人格も優れていて、自分の頭で考え、判断する。他人が入る余地はない。>ってことを改めて教えてくれる。食べ物ってものすごく好き嫌いが分かれるけど、いろんな人の好みを超えて国や民族など関係なく「おいしい!」と言ってもらうことで仕事をしている人たちなんだよね。そういう人たちは、知識も技術も持っていることが当たり前で、そのうえで<もっと上に行くためには何をすればいい?>って考えている。このシリーズに参加するのも、自分の功名心を満たすためではなく、成長する機会としてとらえていることが見るだけで伝わってくる。ネットフリックスも一人一人のシェフをリスペクトして、彼らのバックグラウンドに関わらず平等に扱っていることが見ていて気持ちいい。単純にすごいなーと思うのは、シェフにとってもなじみのないサボテンやタコが課題に与えられても、絶対にプロフェッショナルな一皿を作り上げること。調理を見ていて気持ちいいし、美しい。勝ち残り戦なのに他のシェフへの敵意なんて全くなく、あくまでも「食材と自分との勝負」。うまくいかなかったときも「自分を責めたい」「考えが足りなかった」と自分の内面を見つめている姿が、見ていてInspireされる。敗退してもパートナーのシェフに感謝し、「成長する機会になった」という姿は甲子園のようなすがすがしさを感じさせる。感情的になる人も全くおらず、安心してみていられる。

私の推しはチャールズ&ロドリゴ。特に、オックスフォード大学でアートを学んだチャールズは、見た目からほかのシェフと違って白シャツ!そして細見の丸メガネ!完全にインテリで科学者っぽい、ラボにいる方が向いてそうな細のっぽ。でも、彼の料理は一皿一皿が独自の哲学に基づいていて、見た目も美しく芸術的。

いまのところシーズン1しかないけど、続きあるんだろうな―――!めっちゃ楽しみ!