2020年面白かった本②

引き続き2020年に読んで面白かった本。この記事は仕事関係で参考になった本。

 

Joy at Work 近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン

 

 ときめきながら働くためにはどうすれば良いか?ということを、こんまりさんの若干スピリチュアルなオーガナイズ術とソネンシェイン教授の科学的アプローチ、両面から光を当てた著作。ソネンシェイン教授だけでは方法論だけになってしまう、こんまりさんだけでは心持ちだけでやり方がわからない、となりそうなところが非常にうまくマッチして「自分がやりたい仕事=ときめく仕事をするためにやるべきこと」を丁寧に描いており、満足度が非常に高い。

特に「ときめき」というキーワードで、自分のやりたいことはなんなのか?を楽しみながら考えさせてくれるのはさすが。

 

イシューからはじめよ 安宅和人

 

 

コンサル&コンサル志望者なら誰でも知ってる名著。を私は初めて読んだのだけれど、非常に参考になった。「結局わたしはなんのために働いているのか?=解くべき課題=イシューは何か?」ということを明確に言語化し、イシューを分析していく。書いてあることはこれだけなんだけれど、まあとにかく身につけるのが難しい&論理的思考力とその事業への経験値、そこから発生するひらめきが求められるので、まだまだ全く身に付いていない。たまに外でも見たくなることがあるので、紙の本とkindleと両方で購入した。これからも読み返し読み返しして身につけていきたい。

 

 

今年はほぼ在宅勤務になったので、周囲の人に聞けない代わりに、わからないことや迷うことがあったら本を読むようにしていた。そうしたら、なんとスムーズに仕事の進むことか。本の効用というのは先人の叡智がわかりやすく端的にまとまっており、さらに自分の好きなタイミングで好きな部分だけつまみ食いすることができることなんだ!と実感した。人に聞くとなると、その知識を持っている人が必ずしも自分にとってわかりやすい話し方をしてくれる人だとは限らない。そもそもから話し始めてちっとも先に進まない人、端的に聞かれたことだけスポットで答える人、必要な情報とコンテクストを理解した上で適切な情報量に絞って教えてくれる人。いろんな人がいる。本はいい。聞きたいことがあれば、ペラペラとページを捲るだけいい。

他にも「採用基準(著:伊賀泰代)」からはリーダーシップの大切さを学んだし、「社内プレゼンの資料作成術(著:前田鎌利)」からは相手を説得するための論理展開と資料作成を学んだ。ただあくまでもこれらの本から学べることは「スキル」であって、自分を本質的に成長させてくれるものではないと思うんだよね。

自分の考え方や視点を変えてくれる本が、私はやっぱり好きだなあ。